映画『運び屋』【あらすじ・考察】


映画『運び屋』

  • 上映日 2019年3月8日
  • 上映時間 116分
  • 監督・主演 クリント・イーストウッド


  キャスト

  • クリント・イーストウッド
  • ブラッドリー・クーパー
  • アリソン・イーストウッド
  • アンディー・ガルシア
  • ローレンス・フィッシュバーン他

あらすじ・前代未聞の実話の物語!90際の運び屋!

物語の12年前、アール・ストーン(クリント・イーストウッド)は園芸農家で成功していた。しかし、全ての時間を仕事に費やしてたため、アールは家族との時間を持たなかった。そして12年後、90歳になったアールは、インターネットの普及で園芸農家の仕事がなくなり、お金も家族も失っていた。そんな時、荷物を車に乗せて運転するだけでお金がもらえる仕事があると誘われ、始めることにがその荷物の中身は麻薬で、いわゆる運び屋という仕事だった。運び屋の正体が90歳の老人であったため、麻薬取締局の監視の目をすり抜けていき、伝説の運び屋となっていく。この映画は「The New York Times Magazine」で掲載された実話の物語。


考察・アール自身が最後に気づけたこととは!?

アールが運び屋を始めたきっかけは孫娘のジニーの知人に車を運転するだけでお金が稼げると聞いたことでした。しかし私はこの時点で、なにか危ない仕事だと気づいてたんじゃないかなと。

なぜなら、90歳の老人であっても元軍人で園芸を仕事にしていた方です。運び屋を知らないわけがありません。けれども、お金があれば、取られた園芸の土地を取り戻せる、妻、娘、孫娘との関係も取り戻せると思い、始めたのではないでしょうか。

しかし物語が進むにつれて運び屋をしているおかげでお金はたくさんあるのに、アールの周りには昔と変わらず家族の姿はありませんでした。そこで初めて気づいたのではないでしょうか。一番大切な時間というものはお金では買えないということに。映画も後半になるにつれて時間という単語がアールの口から多く出てきました。

そして最後、妻と二人の時間を過ごすアールは過去の時間を取り返そうとする言動があり、一番最後の裁判のシーンでは家族への愛情だけじゃなくて、家族からの愛情も感じました。クリントイーストウッド監督は時間という大事なものの使い方をこの映画で伝えたかったのではないでしょうか。

以上、勝手な考察を書きましたが、さすがクリント・イーストウッド監督といった映画で、『衝撃の実話・90歳の運び屋』というキャッチコピーのでかさに負けることなく、アールという1人の人間がこの世にいて、どのように、なにを思いながら生きていたのか、そして90歳という年齢で運び屋をしながら何に気づいたのか。1人の老人に焦点を当てながら、夫婦の在り方、家族の在り方が116分の間に丁寧に描かれていて、どの世代の方が見ても共感が得られる作品でした。


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